【自戦記①】右玉 vs 右四間飛車 - 噛み煙草の将棋ブログ

こんにちは、噛み煙草です！

この記事では、僕の自戦記について解説しています。

ルールは３分切れ負け。相手は二段の方。

戦形は右玉 vs 右四間飛車となりました。

　　　　　　　　　図は△６二飛車まで

４６手目。相手が４二飛車と右四間飛車に構えた局面です。二枚銀＋右四間飛車の攻撃的な陣形で一気に攻め潰すのが狙いでしょう。

対して僕は右玉で対抗しました。隙のない陣形で受け流す狙いです。

悠長にしていると二枚銀で潰されてしまうので、７五歩から桂頭を狙います。同歩は７四歩があるので、６三銀７四歩同銀と進みました。続けて４五歩で銀を退けます。

　　　　　　　　　図は▲４六角まで

歩で相手の陣形を乱すことに成功しました。相手は６筋が重たくなったため、仕方なく飛車を振り直しました。こちらは６八角～４六角と角を転換して好形に構えます。

この後８一飛車で角のラインを避けられましたが、それでも６五桂馬から仕掛けました。相手玉が薄いので攻めが繋がれば押し切れるという判断です。

　　　　　　　　　図は▲６六桂打まで

交換した桂馬を活かして金銀両取りをかけました。駒得が確定したことに加えて、６三歩成からと金をつくる手も残っているため、はっきり優勢になりました。

この後、相手は６筋から暴れてきました。しかし右玉なので玉が戦場から遠く、自陣は見た目より耐久力があります。そこで左辺は放置して一気に寄せを目指しました。

　　　　　　　　▲２二歩打まで先手の勝ち

２二歩打ちで相手の投了となりました。本譜の順でも勝ちですが、代えて３一角打の方がわかりやすい寄せだったようです。

終局図をみると自陣が手つかずです。相手の攻めを空振りさせて攻める、右玉の特徴を活かしきった将棋だったと思います。

本局の振り返り

右玉の利点を活かせた内容でした。序中盤で目立った悪手は無いものの、終盤で緩手が目立ちました。詰めろで厳しく迫れるように終盤力を鍛えたいです。

棋譜
開始局面 1 ▲76歩(77) 2 △34歩(33) 3 ▲66歩(67) 4 △84歩(83) 5 ▲68銀(79) 6 △85歩(84) 7 ▲77角(88) 8 △62銀(71) 9 ▲67銀(68) 10 △52金(61) 11 ▲26歩(27) 12 △32銀(31) 13 ▲78金(69) 14 △33銀(32) 15 ▲48銀(39) 16 △94歩(93) 17 ▲46歩(47) 18 △32金(41) 19 ▲36歩(37) 20 △41玉(51) 21 ▲47銀(48) 22 △64歩(63) 23 ▲16歩(17) 24 △14歩(13) 25 ▲37桂(29) 26 △74歩(73) 27 ▲58金(49) 28 △73桂(81) 29 ▲29飛(28) 30 △63銀(62) 31 ▲48玉(59) 32 △44銀(33) 33 ▲56歩(57) 34 △54銀(63) 35 ▲25歩(26) 36 △35歩(34) 37 ▲35歩(36) 38 △35銀(44) 39 ▲36歩打 40 △44銀(35) 41 ▲24歩(25) 42 △24歩(23) 43 ▲24飛(29) 44 △23歩打 45 ▲29飛(24) 46 △62飛(82) 47 ▲96歩(97) 48 △65歩(64) 49 ▲65歩(66) 50 △65銀(54) 51 ▲66歩打 52 △54銀(65) 53 ▲75歩(76) 54 △63銀(54) 55 ▲74歩(75) 56 △74銀(63) 57 ▲45歩(46) 58 △33銀(44) 59 ▲68角(77) 60 △63金(52) 61 ▲77桂(89) 62 △82飛(62) 63 ▲46角(68) 64 △81飛(82) 65 ▲65桂(77) 66 △65桂(73) 67 ▲65歩(66) 68 △72歩打 69 ▲64歩(65) 70 △54金(63) 71 ▲66桂打 72 △65金(54) 73 ▲74桂(66) 74 △66歩打 75 ▲63歩成(64) 76 △67歩成(66) 77 ▲67金(78) 78 △34銀(33) 79 ▲62桂成(74) 80 △66歩打 81 ▲52成桂(62) 82 △31玉(41) 83 ▲53と(63) 84 △13角(22) 85 ▲13角成(46) 86 △13香(11) 87 ▲57金(67) 88 △22玉(31) 89 ▲42と(53) 90 △42金(32) 91 ▲42成桂(52) 92 △54桂打 93 ▲32金打 94 △12玉(22) 95 ▲22歩打まで先手の勝ち

～本局で採用された戦法～