将棋に興味があるけど一歩踏み出せない方へ!【将棋の始め方】
こんにちは、噛み煙草です!
この記事では
といった初心者の方向けに、将棋の始め方について解説しています!
基本的なルールは知ってるよ!という方は 3.得意戦法をつくるまで飛ばしていただいて大丈夫です。
1.駒の動かし方
まずは駒の動かし方を覚えましょう!最悪忘れてしまったとしても、将棋アプリでは移動できるマスを教えてくれるので安心です。駒の動かし方は知ってるよ!という方は飛ばしていただいて大丈夫です。
1-1.歩
1つ前のマスにだけ進めます。一番弱い駒です。しかし、一番重要な駒でもあります。相手の陣地(相手側から3列以内)まで進むとひっくり返ってと金になります。と金になると、金と同じ動きができるようになります。と金は取られると歩に戻るので最強格の駒です!
1-2.香車
駒にぶつかるまで真っすぐに進めます。一度進んだら戻れないので注意しましょう。相手の陣地まで進むとひっくり返って成香になります。成香になると、金と同じ動きができるようになります。
1-3.桂馬
横に1、前に2マスのところに進めます。唯一、ほかの駒を飛び越えて進める駒です。その代わり周囲のマスに進めないため懐に潜られると弱いです。相手の陣地に入ると成桂になります。成桂になると、金と同じ動きができるようになります。
1-4.銀
横と下以外に1マス進めます。攻め・守りの要となる駒です。相手の陣地まで進むと成銀になります。成銀になると、金と同じ動きができるようになります。
1-5.金
斜め下以外に1マス進めます。王を守る・詰ますための要となる駒です。局面によっては飛車や角より価値が高くなることがあります。相手の陣地まで進めても成れません。
1-6.角
駒にぶつかるまで斜めに進めます。攻めの要となるとても強力な駒です。相手の陣地まで進むと龍馬(馬と呼ばれることが殆どです)になります。馬になると、角の動きに加えて縦横にも1マス進めるようになります。馬は自陣にひきつけると強力な守り駒として活躍します。
1-7.飛車
駒にぶつかるまで縦横に進めます。攻めにも守りにも使われる最強の駒です。相手の陣地まで進むと龍王(龍と呼ばれることが殆どです)になります。龍になると、飛車の動きに加えて斜めに1マス進めるようになります。龍を先に作ればだいたい優勢です。
1-8.王(玉)
王は全方向に1マス進めます。王を詰まされると負けです。安全な所に動かして金銀で囲いましょう。相手の陣地まで進んでも成れません。自陣でおとなしくしてましょう。
成ると動かし方が変わって難しい…という方は、馬と龍の動かし方だけ覚えましょう!角と飛車以外はひっくり返ると金の動きになります。
2.将棋のルール
駒の動かし方を覚えたら基本的なルールについて勉強しておきましょう!(知る人ぞ知るマニアックなルールもありますが、正直知らなくていいです…)ルールは知ってるよ!という方は飛ばしていただいて大丈夫です。
2-1.成る
駒の動かし方で勉強したように、相手陣まで駒を進めると駒がひっくり返って「成り」ます。相手陣まで進んでも成らないことも可能です。成駒は取ったり取られたりすると元の駒に戻ります。
2-2.打つ
取った駒は好きな所に打てます。そのため盤上の駒よりも手持ちの駒の方が価値が高いです。相手陣に打った駒は一度動かすと成れるようになります。(例外として、桂馬は相手陣から2列以内、香車と歩は相手陣から1列以内に打てません)
2-3.玉を詰ませる
将棋のルールの根幹となるのは「相手の王を詰ませること」です。自分の王が詰まないように守りながら相手の王を詰ませましょう。詰ませるとは相手の王に王手をかけて、尚且つその王手から逃れられない状況のことです。…文字だけ見てもよくわかりませんね💦実際の局面を見てみましょう!
飛車を成って王手!
飛車を成って王手をかけた局面です。相手は王で龍を取りたいところですが、龍には金と桂馬が効いているため、取ると王が取られてしまいます。龍を取れないため王は逃げるしかありません。
王様は仕方なく逃げますが…
龍の追撃で詰んでしまいました。
たまらず逃げ出した王でしたが再び龍で王手されてしまいました。今度は逃げ道がないので龍を取るしかありませんが、龍には桂馬が効いていて取れません。相手は王手から逃れられません。これが詰みです。
詰みの形は様々です。実戦や詰将棋を繰り返して覚えていきましょう。
3.得意戦法をつくる
「駒の動かし方とルールを覚えたからさっそく対局しよう!」と考えている方はいませんか?…別にそれでも問題ありません。将棋を指せればいい、駒を動かすのが楽しいという方もいらっしゃいます。…でも、どうせなら勝ちたくないですか?
せっかく将棋を指すのです!
自分の得意戦法をつくりましょう!!
そして舐めてかかってきた相手に一泡吹かせてやりましょう!!!笑
戦法と一口に言ってもその数は100を超えます。今回は覚えやすくて強い、僕おすすめの万能戦法をご紹介します。
3-1.右四間飛車左美濃
上図のような形を右四間飛車左美濃と呼びます。右から四番目に飛車がいるから右四間飛車です。まずはこの形を覚えましょう。実戦でこの形に組めるようになればだいぶ強くなったと言えます。…この戦法、本当に凶悪なんです。
戦法の評価を見てみましょう。
手数:★★★★☆
攻撃:★★★★★
守備:★★★☆☆
7七角を省略した場合たった14手で組めてしまいます。それにも関わらず囲いはコンパクトに堅く、加えて圧倒的な攻撃力を持っています。もうズルいですね。
具体的な攻め方についても勉強しておきましょう。
3-2.右四間飛車左美濃の破壊力
相手が王を囲っている局面です。対して右四間飛車左美濃は既に完成しています。組むまでの手数が短い点が生きる展開です。このチャンスを逃さずに…
4五歩と仕掛けていきます。この後は同歩同銀と自然に進んで次の局面。
相手が4四歩と銀を追い返そうとしてきました。しかし右四間飛車は止まりません。角と銀と飛車で相手陣を食い破ります。
4四の地点に相手より多くの駒が効いているため4四同銀が成立します。4四に駒を集めやすいのも右四間飛車の長所です。この後は同銀同飛車同角と駒の捌き合いになります。
4四の地点で激しい戦いが起こった後、こちらの角が相手の香車を睨む格好になりました。相手は香車を取られないように銀を打って受けますが…
4五桂馬が気持ちのいい一手。相手が痺れています。次の5三角成同銀同桂成が受かりません。5二金で受かりそうですが、7一角打ちが鋭い追撃で飛車取りと5三角成が受かりません。この局面で既に大優勢です。
ちなみに相手の方は四段です。右四間飛車左美濃は有段者にも通用する戦法なのです。
右四間飛車左美濃の圧倒的な破壊力が少しでも伝われば嬉しいです。
この記事を読んで「右四間飛車についてもっと詳しく知りたい!」と思った方はこちらの本がおすすめです!
四間飛車の攻め方についてとても詳しく解説されています。この一冊でどんな戦法にも対応できるようになります! | 将棋連盟五段の藤森哲也先生が書かれた棋書で、右
将棋は知識がものを言うゲームです。なので棋書を一冊持っているだけで勝率が全然違います!良ければ手に取ってみてください。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では将棋の基本的なルールから戦法まで解説しました。簡単にまとめると、
ということでした。この記事が将棋を始める一歩を後押しできれば幸いです。
僕のブログの読者になりませんか?登録して頂けたら泣いて喜びます。